7種のブログサービス比較

1ヶ月、毎日ブログを書いていく中で、せっかくなので以下の7サービスを試してみた。

 

目次

  

いろいろ試した目的のひとつは、今後も使い続けたいサービスを探すこと。

 

ひとつ断っておくと、ブログを「書く」ことが目的だったので、それぞれのサービスを使い倒したり、熱心に比較したりしたわけではない。数個記事を書いた所感にすぎない。

そのため、漏れている機能とか、気づかなかったことなどもいろいろあると思う。

 

 

 

  

Steemit 

steemit.com

 

ブロックチェーンで成り立っており、Upvote(いいね)の数などに応じて、執筆者にお金(暗号通貨)が入る仕組みになっている。
PVや広告モデルのメディアサイトではなく、人の評価に基づいて報酬を決める仕組みは新しいし、すごく共感もする。

しかし、記事をいろいろ読んでみたが、日本語も英語も上がってる記事が今のところあまりおもしろくない

コミュニティ活動も評価の対象とする仕様になっているのだが、記事の質ではなく執筆者の社交力レベルで、報酬が上がるような傾向がある気がする。

よって「記事の質で評価する」というビジョンの実現にはまだ遠い気がする。ただし、可能性はすごく感じるので、応援していきたい。


因みに、ブロックチェーン型のサービスという性質上、暗号通貨関連(日本語だと投資など)の記事が多い。この不思議なコミュニティ感やワクワク感は初期の頃のmixiを思い出す。

テキストエディターはブラウザーベースのマークダウンiPhoneiPad含めブラウザでサクサク動く。正直他サービスと比べてもコレが一番書きやすかった。


他サービスに言いたい。頑張ってよくわかんないエディターとか開発しないでいいから、マークダウンで書かせてくれ....!

 

f:id:shihoscape:20180201003339p:plain

 

Steemit最大の問題点は、1週間経つと記事の削除・変更ができなくなる

これは本当致命的。

編集できないとなると、実名でSteemitで記事を書くのはなかなかハードルが高い...。

この仕様が変更されたら、Steemitを間違いなく選ぶと思うが、そうでない限りは個人的には厳しいと思う。

 

日本版SteemitのALISがローンチされたら、仕様次第でALISは選択肢に入れたいところ。

 

 

  


note

note.mu

大人気、note。

自分と近しい層がこぞってやっているという点は、書く側としても読む側としても魅力的。

 

しかし、基本執筆はiPadで行っていきたいと思っているので、iPad対応していないという点で私的には完全にアウト。

最有力候補だっただけに、ちょっと残念。

 

f:id:shihoscape:20180201003648p:plain 

Mediumなどを研究したであろう、モダンなテキストエディター。

最初は癖を感じたけど、それなりに慣れてきた。

 

私は必要を感じていないけど、自分の書いた記事に対して有料課金も設定できる(要審査?)。

  

 

 

 

Medium

medium.com

 

英語にはなるがデザインの記事も多く、世界観も好き。

iPadアプリの使い心地がとても良い

 

しかし、仕様なのか?日本語だからなのか?バグなのか?テキストのスタイルが壊滅的にダメ

改行を2回以上やると、キャンセルされて1回になるとか。日本語は太字が効かないとか。とにかくダメ。しかも投稿しないとわからないことも多いので余計ストレス。

というわけでMediumもアウト。

 

細かな体験はかなり考えられている。例えば、どのサービスも簡易的なアクセス解析を取り入れているのだけれど、Mediumはビュー数だけではなく、読了数も見れるのがとても良い。

 

f:id:shihoscape:20180131232405p:plain


 

PVより「一体何人、何%の人が読んでくれたか」の読了数のほうが気になる自分としてはこれは嬉しい。(例えアクセス少なくても76%が読んでくれていたら嬉しい結果)

 

 

  

 

アメブロ

official.ameba.jp

 

ブログサービスとしては「キラキラ芸能人感」が特徴的。アメブロのダイジェストメルマガを眺めると違うカルチャーを知れてなかなか楽しい。

 

f:id:shihoscape:20180201003150p:plain

 

テキストエディターは、オールドスクールなHTMLエディターで、普通に書きやすい

 

意外としっかりしたアクセス解析がついていて、流入元なども見れる。アメブロ内から結構送客してくれていたようで、割りとアメブロの記事はアクセスが多めかった。(とはいえ私がアメブロユーザーの興味に合う記事が書けるかは疑問だが…。)

 

しかしこちらもiPad対応していないのでアウト。

 

 

 

 

はてなブログ

hatenablog.com

 

オールドスクールなHTMLエディターで「普通に書きやすい」というのはアメブロ同様。

 
iPadアプリが出ているのでiPad対応OK!(iPhoneもアプリっぽい)

 

サービスのユーザー層としては、自分から近くなく遠くもなし...といったところ。

全体の使い心地も、可もなく不可もなし...。

 

「かっこいい!」とか「気が効いてる!」みたいな体験もないけれど、「ここが困る!」ってこともないので、無難なところで、はてなはアリだなと思いました。

 

はてな向きの記事を書くことが多そうなら、はてなにするかも。

 

  

 

 

g.o.a.t

www.goat.at

結論から言うと、今後はコレ使うんじゃないかなという気がしてる。

 

KDDIがやってるブログサービス。

名前聞いたこともなかったし、大企業の思いつき新規事業でそのうちサービス打ち切りになるんじゃないかとちょっと危惧している...。

 

のだが、いろいろ良かった点。

まず、iPad対応OK。ブラウザベースで動く。

アクセス解析では読了数も出る! 時間帯別ヒートマップも出る!

1カラムデザインは今っぽい。

 

あと地味にいいなと思ったのが、ストックフォト一式(検索機能付き)や「イメージです」な色ベタやグラデーションとかが備えられていて、自由に使えること。

SNSのOGP的にとりあえずなんか画像突っ込もうとして、いつもカメラロールの適当な写真入れていたので、これは便利機能だと思う。

f:id:shihoscape:20180201003914p:plain

 

f:id:shihoscape:20180201003906p:plain

 

テキストエディターはnoteとかMedium的なモダンなやつ。完全なWYSIWYGではないので、癖には慣れる必要がある。

 

実はiPadで「書ける」ということは確認したのだが、まだ実際に書いてみたことはないので、その辺りをテストしてみて、g.o.a.tでいくかの判断をすることになると思う。

 

 

 

  

LINE BLOG

www.lineblog.me

 

サービスのノリはアメブロに近い。

 

スマホアプリのみ。iPadとPC対応していないので、こちらもアウト。

書き手もスマホアプリのみということは、たぶん彼らの目指している方向性と、私のニーズはぜんぜん違うのだろうと思う。かなりライトなコミュニケーションととしてのブログプラットフォームという印象。

 

因みにエディターは機能を絞ってシンプルでありつつ、「普通感(=既視感)」があるのですごく操作しやすい。どんなリテラシーの人でも使いやすいエディターって感じ。

 

f:id:shihoscape:20180201004427p:plain

 

 

 

 

 

★ 総括

確かアメブロを除くすべてのサービスが、facebookなどのSNS認証を取り入れており、速攻アカウントがつくれるのがよかった。

(とはいえ、アメブロも登録はさせるものの、かなりシンプルなプロセスだった。)

 

サービスを7種類試したけれど、iPad対応しているのは半数の4サービスだった。

 iPad対応はリソース的にキツイのかな...。ブログ執筆って完全にiPad向きの作業だと思うので頑張ってもらいたい...。

 

 

 

と、いうわけでこれにて1ヶ月の執筆活動が幕を閉じます。

今後は気が向いた時に、g.o.a.tで書いていこうかと思っています。

しかし、周りでg.o.a.tユーザーをひとりも知らないのだが、なぜまったく人気がないのだろうか…。